2010年6月の記事

感動しました

東京勤医会の看護学生担当師長、内田です。

先日、看護学生のHさんが「実習のレポート、やっとできました」と持って来てくれました。
 
1年次の最後の実習、脳梗塞で入院した患者さんを受け持ったHさん。
患者さんの病態を学び、生きてきた歴史を学び、日中1人でいる妻を思う気持ちから治療・リハビリに励む患者さんの思いに寄り添い展開できた実習…
Hさんの優しい気持ちがあふれるようなレポートでした。
抜粋してご紹介しますね。
 
「自己喀痰する」 
日を増すごとに一緒に意識的にできていったことは、自らの病態を意識的に捉えることであり、とても大切なことだった。
はじめはティッシュをそのままゴミ箱に捨てるだけだったが、喀痰する度に、痰の性状を一緒に意味を持って観察するようになり、黄色い時は「黄色いなあ・・・」と渋い表情で言い、白い時は「白くなった」とうれしそうに話してくれるようになった。
なかなか喀痰できずにいたAさんだったが、「今、痰が出たんだよ」とうれしそうに伝えてくれた 私自身もそれが本当にうれしくてたまらなかった。
まさか痰を通してこんなに関係を築いていけるとは思わなかった。
 
「病態を捉えた」という実感
「視床穿通動脈」の存在に行き着いたとき、初めて病態を「捉えた」という感覚を味わうことができた。調べれば調べるほどA氏のいろんな症状が一点に集中して繋がっていきとても深い学びをしたと感じた。
 
「戦争から帰ってくるのが恥ずかしかった」
こんなに歳月を経ても、当時の教育によって人生さえも狂わされ、こころの傷となって残ってしまっていると思うと悔しくてたまらなかった。
真剣に受け止めて考えていきたい。
 
「歩み寄る」
「寄り添う」という言葉よりも「歩み寄る」という言葉の方が今回の実習では合っている。
私にも変化があり、A氏にも変化があった。
何が大切だったのか振り返れば、真っ先に思い当たるのは「目的地」の設定だった。
A氏には「ばあさんに逢いたい」という強い思いがあった。
そして、私にはそれをこころから応援したいという思いがあった。
 
「上等だよ」
技術の面で相当迷惑をかけたであろう私に、A氏はそう言って励ましてくれた。
この実習はA氏の長い人生の中のたったひとコマだったかもしれないが、私にとっては物凄く大きな影響力を持つ出会いとなった。      
 
 
…27ページにわたってまとめられているんですよぉ!
全部紹介できないのが残念です。
 
看護の仕事っていいですね。
患者さんの生き方から学ばされることがたくさんあります。
 
私まであたたかい気持ちにしてくれたHさん、ありがとう!

お休みの日のワタクシ

はじめまして。
東葛病院の外科ではたらいている、2年目のワタシです。コンニチワ~
 
 
昨日の朝、深夜勤から帰ってきたので、今日はお休みです!!
ワタシは基本的にだらだら過ごしたい人間なので、ついつい半日以上を布団の上ですごしてしまう事が多かったり…
 
多かったり…
 
まぁほとんどです!!
 
しかも最近、昼間は暑いですよね!!
暑いのも日に焼けるのもとにかく嫌いなので、どうしても外に行かなくてはいけない用事がないかぎりは工夫して家の中で過ごします。
 
日が落ちるまで。 
とはいっても夏は日が長いので困ったものです。
 
今日のお供は
komugikotowatashi.jpg
雑誌と小麦粉。
 
部屋を掃除して、次はどんな服を買うか決めて、その流れでパンを作る。合間で昼寝!!サイコー!
 
ブログのネタづくりじゃぁないですよ~本当にやってますからね。
 
今日もいい1日になりますよーに♪

 

新人栄養士さんとの取り組み

こんにちは、みさと協立病院で看護師をしている中村です

この春、みさと協立病院には2名の管理栄養士が入職しました。

患者さんの療養生活を知り、栄養と食事へ関わりを深めるため、病棟で3週間ずつの研修を始めています。

自分の子供や孫の様な存在に、患者さん達は大喜び!

患者さんのことが少しずつ分かってくると、

『どのようにしたら、食欲につながるのか?』

『自分で調理ができると言っているが、本当にできるのか?』

など、アプローチにも専門性が発揮されてきます。

退院を控えたDMのA氏。

栄養指導では野菜の調理も「できます、できます」と話されていましたが、わたしたちには今ひとつ実感がなく…

うつ状態のB氏ですが、かつては調理師の免許を持ち、魚のさばき方を教える仕事をしていたそうです。

しかし、すっかり食べることから遠ざかってしまい、食欲はアップしません。 

そこで、気分転換もかねて、外出→買い物→調理の計画を立て、実行しました。

外出には栄養士と病棟スタッフが付き添い、患者さん自身に食材を選んでもらうことから行いました。

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表情は活き活きと輝きだし、包丁の手さばきも見事…!!

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・  あじの三枚おろし
         たたき
         お刺身
         ほうれん草のお浸し     
の出来上がり!
スタッフと食べられる患者さんにもおすそわけし、患者さんには「楽しかったー!」と笑顔も見られました。
 
日々の業務に追われるなか、看護師だけでこの計画を立て、実行できただろうか…?
 
このような計画を立て実行できたのは、他職種連携のちからがはたらいたことによるもの!と実感しました。
 
また、他職種が多方面から患者さんと深くかかわることで、患者さんの意欲を引き出すきっかけを見出し、看護につなげていけるのだと思います。
 
今後、多いにこの経験を活かし、患者さんの意欲を引き出していきたいです!

 

リハビリ病棟のナースです!!

9年目の看護師、アルゴンです!

歳だけとり、態度だけがでかくなりましたが、まだまだ未熟者です…(-_-;)


今働いている場所は、回復期リハビリ病棟という所です。

脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、整形疾患(骨折、膝・首の手術後)の患者さんが入院し、疾患毎に決められた入院期間、機能回復のために毎日リハビリを行っています。

患者さんは、『家に帰る!』という目標を持って、リハビリに励んでいます。

患者さんのがんばる姿をみて、私たち職員もエネルギーをたくさんもらっていますo(^-^)o


これを読んでるそこのあなたw(゜o゜)w

突然、自分の体が動かなくなったり、視界の半分が見えなくなったりすることが想像できますか?


長時間正座をした時に、足がしびれたことがあると思います…

感覚がなくなり、立てなかたっり、しびれがとれずつらい思いをしたことを思い出しましたか?

その状態が24時間続いている患者さんがいるのです。

想像できますか?

疾患によって症状が違いますので、ほんの一例です。


…次回からは、患者さんがどういう状態で日々を過ごしているかを紹介していきたいと思います!


そして、これを最後まで見てくれたあなたが、何かつらい時にがんばれるように、また、少しでも目標達成ができるエネルギー源になれればいいなと思っています!
 

…かたい文章でごめんなさいねm(._.)m
 アルゴンでした!

 

おとといの深夜勤で

東葛病院の内科総合病棟で働いている2年目看護師のカナです。

4月から東葛病院の中の「看護学生委員」という、高校生さんの看護師体験や看護学生さんの実習・インターンシップにかかわる役割になりました。

私も、高校生のときに東葛病院で看護師体験をして、「看護師さんってすてきだな」って憧れたのがはじまりでしたので、そんなかかわりができたらいいな、と思います。


今日は日勤。注射番(採血や注射担当のこと)でした。

最近はベテランの新しい方も入られて、看護師の数が増え、結構余裕をもって働ける日が多い気がします(^-^)


最近、長い経過で関わったことのある方が何名か続いて亡くなられました。


皆さん、高齢で精一杯生き抜いた方たちだったなと思いますが、知り合った方が亡くなられるのは寂しいです。

痛みなど、薬で最大限取り除いても、亡くなる間際の苦しさっていうのは消せないんだなと思います。

おとといの深夜勤。

「ここが痛い」「気持ち悪い」と言う患者さんに「困ったね、どうしようか、困ったね」と一緒に話すことしかできませんでした。


患者さんはその言い方がおかしかったのか、「本当に困ったねえ」と言いながら、笑ってくれました。

その方は亡くなられましたが、そういう時間を過ごしたこととか、その患者さんのことを忘れたくないなと思います。

患者さんから与えてもらっているものは、本当に多いです。

明日は休みなので、リフレッシュしてまたがんばっていきたいと思います(^-^)

 

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