新人栄養士さんとの取り組み

こんにちは、みさと協立病院で看護師をしている中村です

この春、みさと協立病院には2名の管理栄養士が入職しました。

患者さんの療養生活を知り、栄養と食事へ関わりを深めるため、病棟で3週間ずつの研修を始めています。

自分の子供や孫の様な存在に、患者さん達は大喜び!

患者さんのことが少しずつ分かってくると、

『どのようにしたら、食欲につながるのか?』

『自分で調理ができると言っているが、本当にできるのか?』

など、アプローチにも専門性が発揮されてきます。

退院を控えたDMのA氏。

栄養指導では野菜の調理も「できます、できます」と話されていましたが、わたしたちには今ひとつ実感がなく…

うつ状態のB氏ですが、かつては調理師の免許を持ち、魚のさばき方を教える仕事をしていたそうです。

しかし、すっかり食べることから遠ざかってしまい、食欲はアップしません。 

そこで、気分転換もかねて、外出→買い物→調理の計画を立て、実行しました。

外出には栄養士と病棟スタッフが付き添い、患者さん自身に食材を選んでもらうことから行いました。

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表情は活き活きと輝きだし、包丁の手さばきも見事…!!

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・  あじの三枚おろし
         たたき
         お刺身
         ほうれん草のお浸し     
の出来上がり!
スタッフと食べられる患者さんにもおすそわけし、患者さんには「楽しかったー!」と笑顔も見られました。
 
日々の業務に追われるなか、看護師だけでこの計画を立て、実行できただろうか…?
 
このような計画を立て実行できたのは、他職種連携のちからがはたらいたことによるもの!と実感しました。
 
また、他職種が多方面から患者さんと深くかかわることで、患者さんの意欲を引き出すきっかけを見出し、看護につなげていけるのだと思います。
 
今後、多いにこの経験を活かし、患者さんの意欲を引き出していきたいです!

 

2014年3月

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