秋ですねえ…
代々木病院の前の外苑通りは、目が覚めるような黄金色の世界です。
昼も夜も、いちょう並木が輝いてます。
ぎんなんもつぶれています。
くさいです。
先日、代々木病院に入院中の患者さんと高校生や看護学生のボランティアで、近くの神社までお散歩して来ましたが、ちょうど七五三のお参りに来ているご家族がいらして、患者さんも目を細めていました。
「落ち葉でしおりを作って患者さんにプレゼントしよう」ということでしたが、この日参加した高校生は葉っぱでしおりをつくるなんて初めて。ラッキーなことに、ガーデニングのお仕事をされていた患者さんが覗きに来てくれて、葉っぱをアイロンで乾燥させる作業をかかりっきりで教えてくれました。
一方、数ある色とりどりの葉をコラージュしていく作業では、
黙々と、一枚一枚吟味して、しかも絶妙な組み合わせで仕上げていくこの人は・・・何者?
と思ったら、「洋服を作る仕事をしてたの」!!
やっぱりねー!!
「戦争終わってすぐは、軍用の毛布でコートを何着も作ったわ。色も暗くて、ごわごわしていて、つまらなかった」
「これ(洋裁)しかできないから、何か贈り物をする時はいつもお洋服を作っていたの」
いやあ、なんだかいろいろなお話が聞けておもしろいなあ!
などとおしゃべりに花を咲かせながら、看護学生がせっせと絵を描いてオリジナルのしおりを作っていました。
で、どうですか、これ。
すごいね、看護学生の感性は。
ほとんどピカソですよ。
もうちょっとソフトな仕上がりのものもあったんですけど、これを見ると他がかすんじゃって・・・
ソフトな仕上がりの方は、この日お散歩に出られなかった患者さんたちに配って回りました。
このピカソどうすんだって思ってたら「あげます!」って言われちゃって、うー・・・ん・・・ありがとう・・・
でも不思議…手帳にはさんで毎日見ていたら、なんだか好きになってきた。