2011年3月の記事

災害支援

民医連の全国の病院・診療所から200名を超える支援スタッフが現地入りしています。

医師・看護師・OT・PT・薬剤師・事務 たくさんの職種が集まりみんな「何でもやるぞ」と意気揚々。

みんな支援期間中の食料・寝袋持参です。支援物資もたくさん集まっています。

 

避難所になっている中学校に医師、看護師、事務、薬剤師で訪問してきました。

日中は自宅などの片付けに出ている人も多いとのことで16時から夕食までの時間に訪問させていただきました。

ここの避難所には学校の先生・市の職員・民生委員・保健師が被災者のケアにあたっています。

学校が始まるため3/23には閉鎖の予定で、それぞれが自宅や施設、他の避難所に移る方向とのことです。

4教室に分かれて30人ほどの方が生活しています。

水・電気の復旧に伴って避難者は徐々に少なくなってきているそうです。

教室には毛布が2重にひいてありストーブなど暖は取れる状況ですが、夜間や気温の低い日は床から冷えるのではないかと心配です。

 

高齢の方が嘔吐などの症状があった方は、おかゆなど個別に作ってもらって食事も取れるようになってきたそうです。一人暮らしのため今後は施設に入る予定ということでした。

19歳の女の子は津波にのまれそうになり歩道橋の上で一晩過ごし、いまだに体が冷えた感覚が続いているそうです。どんなに怖かったことでしょう。

避難生活も1週間を超え、肩こり・腰痛の方が多く、また片付け作業などで怪我をしている方もおられました。

ほとんどの人が疲れがたまってきて血圧が高くなっている状態です。

 

かかりつけのクリニックが被災し糖尿病の薬がもらえない、薬がもうすぐなくなるという方もおり、開いている病院を紹介したり薬のご相談にのったりしました。

ここに避難している人は、自宅が水につかってしまったとか、家具などが倒れて入れない状態という人が多かったのですが、片付けたくても高齢者世帯でとても手が出せない、子供は東京にいるがガソリンも手に入らないので来ることもできないと嘆いておられました。

かろうじて自宅に帰れたとしても食料など生活物資の調達に大変な苦労があります。

ますますの生活支援が必要です。

 

 夜間の外来もめまいや頭痛、吐き気など、度重なる余震と生活のストレスから体調不良を起こしている方が多くみえられました。

家を流されたという高齢の方は「命はあったけどこの身ひとつしか無くなってしまった」とつぶやいておられました。

長年身を削って働いて働いて培ってきた生活を一瞬にして飲み込んでしまった津波。

どれほど悔しく無念なことか。一日も早い東北の復興を祈ります。

 (看護学生室 内田)

3/16 早朝、支援チーム第1陣が無事帰還しました

夕方17:00~の報告会では、坂総合病院の様子や、被災地の患者さんの様子が伝えられました。

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東葛病院も地震の影響で、断水や計画停電により、診療に支障が出ている状況ですが、支援チームを送り出しています。

被災地の医師・看護師が疲れ果ててしまわないように、

みんなでこの震災を乗り越えよう!!と頑張っています。

 

3/18 9時、支援チーム第2陣が出発しました

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医師、看護師、事務の6 人は玄関前で『できる限り働いてきます』と決意表明。

 病院中のガソリンをかき集めたワゴン車に乗り込みました。

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ピンク色の布には、職員からの応援メッセージが!

「明けない朝はない。希望を持ってあきらめずに頑張りましょう!」

「私達も出来る限りの支援をします!一緒に頑張りましょう!」

など、被災地の方への励ましをこめて・・・。

 

看護学生室の内田師長も参加しました!

メールを紹介します。

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>12:25 高速

もうすぐ安達太良。自衛隊と支援の車しか走ってません。道路がぼこぼこ。

>13:33

営業しているSAは炊き出しをしていました。灯油のトラックが10台位連ねて向かっています。

ガソリンも高速上は問題なしです。もうすぐ宮城に入ります。

>14:31

あと30分くらいで着くらしい。(15:00頃到着した様子)

>21:04 坂病院で

(民医連からの)支援隊が沢山います。

坂はだいぶ落ちついてきているようですが避難所が問題ですね。

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無事なお帰りを祈りつつ・・・。

学生室からお届けしました。

 

3月13日朝10時30分

東葛病院をマイクロバスが出発しました。

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医師2名、看護師2名、事務2名の総勢6名が、医薬品・支援物資などを載せて、

仙台にある坂総合病院の救援へ向かいました。

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高速道路は白川を過ぎると段差等危険な状況があるとの情報です。

無事に到着するよう、現地での奮闘と安全に帰還するよう願いながら、一同を送り出しました。

 

****支援に向かった看護師からのメール****

 電波がなかなか入らないのでこのメールがいつ届くか不明ですが、無事に坂総合病院に着きました。

 たぶん今現在燃えているであろう石油コンビナートから黒煙がモクモクと上がってたり、

 停電で街全体が真っ暗でかなり異様な光景です。

 病院も必要なとこだけ明かりがついてるだけで、やっぱり暗いです。

 患者さん結構運ばれて来るみたいで、看護師の勤務は2交代の9時21時交代で

 結構激務が予想されます。

 ライフラインの確保が一番の問題みたいで、それの復旧がなかなか出来ないようなら

 かなり厳しいと思います。

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当日の17:30には無事到着したと、ツイッターで確認されました。

ニュースで見る被災地の様子は本当に危機的な状況で、心が痛みます。

勤医会以外の民医連の各法人からも支援が続々と向かっています。

 

今後も、支援の様子や現地の病院の様子などお知らせします!!

 

3/4 2011年度卒1担当者研修会

看護学生室の岡本です。

 

先週3/4(金)の午後 @新松戸診療所建物5F会議室

卒1担当者研修会に参加してきました!

 

私たちの病院では、新人看護師の指導に屋根瓦方式をとっています。

なるべく新人さんと年の近い先輩が、一人一人の担当として、お兄さんお姉さん的な相談役になってくれるわけです。(プリセプターといいます)

もちろん、技術的な面ではベテラン看護師の先輩達がしっかり研修してくれるので安心です♪

 

今度入職される看護師さんのプリセプターになるのは、今年入職3年目の先輩達です。

どんな新人さんが入って来るのかな~?ちゃんと相談役になれるかな~?と不安もありつつ、でも一緒に働く仲間が増えることをとっても楽しみ♪にしていました。

 

新人さんの状況を知り、共に育ち合う仲間として迎える準備をし、自分自身の研修をふり返る・・・。

そんな研修会を終えて、先輩達も少しきりりとした表情。

 

新人さんを迎える職場の先輩は、こんな風に準備をして待っているんですね!

改めて、後輩を大事に育てよう!!みんなで育ち合おう!!という職場の風土の大切さを感じます。

 

新入職員の皆さんを迎える4月がとっても待ち遠しい今日この頃です♪

 

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