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第113回 昼休みの青空健康相談

代々木診療所師長 蛭田浩子

代々木診療所は、代々木駅から歩いて約5分、日本共産党本部ビルの2階にあります。 診療所の入り口がある通りのビルの1階には、お弁当屋さん、牛丼やカレーなどの食堂、ヘアカット、珈琲店、薬局などが並び、上層の階にはオフィスやアパレルなどが入り、マンションやビル、あるいは住居やアパートが雑然と立ち並んでいます。 診療所は慢性疾患患者の健康管理や地域で働く事業所の健診などを行いながら、長年通院されている方や風邪で来られる新規の患者さんなど、さまざまな方が受診されています。

大人気!血管年齢測定

毎月第4水曜日の昼の12時から13時までの1時間、診療所階段を下りた1階の入り口で、青空健康相談を行っています。(2003年7月が1回目、2004年5月に2回目を行い、それ以降は毎月第4水曜日に定期的に行っています。期間は3月~11月まで。真夏と真冬は休みます。)
参加者は多い時で5~6人。診療所の看護師と事務、また、本部健康相談室や友の会の方、歯科衛生士などが参加して行っています。
道行く人や周辺で働いている人、あるいは、お店に来た人などにも声をかけます。時には、外国人観光客や散歩中の人、ベビーカーの親子が立ち寄ってくれたりもします。
血圧や体脂肪、血管年齢の測定を行いながら、健康管理や健康に関する悩みの相談などを行っています。特に血管年齢は、若い人から、高齢の方まで人気で、いつも順番待ちになります。

大人気!血管年齢測定

命を削りながら働く姿が

7月、気温30度の暑い日に、目の前の新築ビル建設中の工事現場で交通整理をしている50代の人が、お昼を利用して、寄ってこられました。血圧測定をしたところ、BP180/110mmhg。自覚症状はありませんでしたが、お話を伺うと、事故で頭部を打撲したことがありました。それについては4年に1回、定期的に検査をうけて経過を見ているとのことでした。
「血圧が高いので、今日にでも病院へ行ってほしい」とお話ししましたが、「翌日からは別の現場に行くので、こちらには来ない」と話され、その後も仕事を続けていました。まさに命を削りながら働く姿がそこにはあり、もどかしく思いました。

患者になれない人たち

また、ある日の診療時間に高熱の若い女性が、来所されました。無保険とのことでした。平成25年の3月以降、国民健康保険が切れています。近くの弁当屋兼食堂で働いている20代の女性でした。「昼間は弁当販売、夜は居酒屋をやっているが、代わりの人がいないので、休めない」と言います。夜の営業が始まる前に点滴を施行し、風邪薬も処方しました。この女性は後日、元気に働いていることがわかり、ほっとしました。
アルバイトでは、保険にも入れず、病気になっても、休むと生活もできなくなる現実がありました。患者になれない人たちがいることを実感しています。
2013年の国税庁の民間給与実態統計で、年収200万円以下のワーキングプアが1,100万人を超えたことが明らかになりました。しかも8年連続です。格差社会の原因の一つと言われている非正規雇用やフリーターの拡大も、低所得の固定化につながってきている現実があります。
私たちは民医連の職員として、命の平等を願い、地域の人たちや働く人たちの健康を守るために、青空健康相談活動を引き続き頑張っていきたいと思います。

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