たんぽぽ訪問看護ステーション
東京勤労者医療会は3つの病院と10か所の診療所、10か所の訪問看護ステーションがあります。
これまで新卒のローテーション(職場異動)は、一定期間病棟で経験を積み中堅看護師として今度はまた役割の違う病棟へ異動していく事がほとんどでしたが、卒後3年目の看護師が訪問看護STに異動してくるのは初めての体験でした。
若い看護師が入ることは、中堅看護師にとっても学びが多い上、一緒に成長できる貴重な経験となります。先輩スタッフは楽しみである反面、一人前の訪問看護師に育てられるか戸惑いもありました。主任を中心に、面接を通じて技術確認や訪問業務の振り返りを行いながら、同行訪問からスタートさせ段階的に支援してきました。
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日々の関わりを通じて今では、積極的に地域の関係職種とも連携し、カンファレンスでも旺盛に発言しています。
昨年度末には事例を通じて多方面に発信でき、他職種連携カンファレンスを先輩看護師のアシストも受けながら組織し、訪問看護の立場から情報提供することも経験できました。
1年経った彼女はなんともたくましく成長しています。
1年間の総括面接では、訪問看護ならではの利用者のとらえ方に気づき、「『こうしなきゃいけない』『こうじゃなきゃいけない』という気持ちが抜けてきた」という言葉もきかれ、固定観念にとらわれない、対象にあわせた柔軟な視点が身についているのが分かりました。感性豊かな彼女の視点や感じ方が、利用者さんの情報共有に大いに役立てられています。
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「写真はミニ学習会の様子」
Aさんを迎えたことは、職員たちも彼女のサポートを通じて、学習したり、新たな気付きがあったりすることが沢山あり、「育ちあいの職場」として、パワーアップしたように思います。
これからも、育成プログラムの充実を図っていきたいです。
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