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看護部奨学生!福島県いわき市視察の報告!

昨年12月に勤医会看護部の奨学生が福島県いわき市に視察に行きました!

遅くなりましたが、そのまとめをご報告します。

 2011年3月11日 震災は起こりました

勤医会奨学生は、震災から3年10ヵ月経った福島県へ視察に行ってきました。

 

参加学生:27名
視察地:福島県(楢葉町、富岡町)


 

 

 

きっかけは、月に1度の奨学生ミーティング


「行って見たい場所」のアンケートで、


 福島県があげられた事からでした。

 

 

今回の視察地は

福島第一原発がある双葉町から少し離れた楢葉町富岡町

 

日中だけ立ち入りが可能な区域となります。

 

楢葉町は

 

比較的放射線量が低く、除染作業も進んでいて昨年の6月に帰還宣言を

 

発表しようとしたのですが、住民の反対にあい帰還宣言は延期となりました。

 

私たちは住民が帰還を反対する根底に、

 

さまざまな対立が生じていることを知りました。

 

 

これは同じ地域です。この道を挟んで左が帰還解除区域で右が帰還できない区域として分かれています。

帰還を解除された住民は、

道を挟んで目の前の家が帰宅できないという現実、

そして「本当に住めるのか?」「汚染は心配ないのか?」という不安。

 

さらには「スーパーもコンビニも再開していない街には戻れないと帰還宣言に反対しました。

 

 

次に、24000人が避難している、いわき市内で起きた事件です。

 

 

2012年末


「被災者帰れ!」の落書きが市役所入口など4か所に書かれる事件が発生

 

 

2013年 年明け

 

仮設住宅内に駐車していた自家用車7台が

 

「フロントガラスを割られる」という事件が発生しました。

 

その後も仮設住宅に向けて

 

ロケット花火を打ち上げるなどの事件が起こりました。

 

 

このような争いが起きる要因は、

 

被災者の中でも保障賠償などの内容がまったく違うことが原因です。

 

賠償は少なく、小さく

 

損害に対する賠償について東電と政府はあくまでも狭く、小さくしようと総力をあげており、

 

県民の怒りは大きなものとなっています。

 

 

本来であれば、

 

みんなが力を合わせて困難を乗り越え、

東電や政府などに解決を求めるのが当たり前なのですが、

 

不満・不安からくる怒りは同じ被害者に向けられています。

 

これが被害者同士の対立となっています。

 

 

つぎに富岡駅付近の画像です

 
 
津波は多くの命を奪いました
 
原発は町から人を奪いました
 
 

今回ご協力して下さった小名浜生協病院の國井事務長がおっしゃっていました。

 


 

ここに来てくれる事
 
それが支援です
 

 

私たちは、

今回の視察で、見てきたこと感じたことを忘れてはいけないし、

少しでも多くの人に伝えていくことの大切さを知ることができました。

 
 
伝えていく事、
それが未来を変えていくこと

 

 

視察の報告を終わります。

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