こんにちは! 看護学生室です。
風が冷たくなってきて、とうとう冬本番という趣になってきました。
風邪などひかずに備えていきたいものです。
11月9日に、東葛病院循環器病棟に実習に来ている看護学生が、「患者さんと共に学ぶ学習会」を行ないました。
総合実習のまとめとして、日々の学習を入院中の患者さんと共に学ぶ学習発表会です。
勤医会の奨学生も参加していたので、お邪魔してきました。
その様子をちょこっとレポートしたいと思います!
循環器病棟にご入院中の患者さんにお伝えするのは「心臓の働きについて」。
ところで、心臓の働きを意識したこと、ありますか?
例えば走ったり、緊張したりすると鼓動が早くなってどきどき……という音を感じることはありますが、心臓が動いているなーという意識を持つことは少ないと思います。
心臓は全身の血管にくまなく血液を届けるという大切な役割をしている臓器なのは皆さんよくご存じだと思います。
循環器病棟に入院している患者さんは、心臓の疾患で入院されている方がほとんどです。
血液の流れと心臓の働きを、図にしてわかりやすく説明してくれました。
赤で示されたのが動脈です。心臓から出ていく血液が通る血管で、厚く弾力があります。
一方、青で示されたのが静脈です。心臓に戻る血液が通る血管で、血液の逆流を防ぐためにところどころに弁があるのが特徴です。
その中心にあるのが心臓です。血液を全身の隅々へ送り出すポンプの役割をしています。
そんな大切な役割をしている心臓の働きが弱ってしまうと、血液の流れが停滞してむくみが発生したりしてしまいます。その様子を劇で表しました。
通常通りに動いている心臓から出てきた血液は、血管の中を進むことができますが、
心臓の働きが弱まると血液の流れが悪くなってしまいます。
学生に混ざって職員も一緒に、熱演です!
劇で解りやすく心臓の働きを説明してくれたあとは、
入院中の患者さんと一緒に、むくみを防止する体操を行ないました。
参加してくれた患者さんからは、「心臓の働きがよくわかった」「まさか自分が心臓の疾患で病院にお世話になるとは思わなかった」といった声をいただきました。
いつもいつも、身体の中で動いている心臓。その動きを実感することは少ないですが、身体にとってとても重要な器官であることを改めて感じました。
大変な実習が終わると、いよいよ国家試験に向けて取り組む方も多いかと思います。
日ごろ培った知識で、試験勉強に向けて取り組んでいただきたいなと思います!
看護学生室も、陰ながら応援しています! ガンバレー!
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