こんにちは!
看護学生室です。
毎日毎日、身体に堪えるような暑さが続いています。
皆さんも、夏バテや熱中症を起こさずに、お元気に過ごしていますか?
今回は、東葛病院が行なっている「熱中症対策訪問」についてご紹介します。
これは、HPH活動に基づくものです。
そもそも、HPH(Health Promoting Hospital)とは、患者の健康だけでなく、医療従事者や地域住民に対しても保健衛生活動を行い、また積極的に組織形態を、『健康的な組織』に変革しようとし続ける病院のことです。
1988年に始まったもので、病院やヘルスケア施設において、こうした理念をより広く浸透させていくための国際的なネットワークが築かれています。
今回は、真夏日が続くこの季節に、東葛病院に通院している地域の患者さんに対して、熱中症予防を呼びかけるために、職員が訪問させていただきました。
熱中症は近年事故なども起きているので、皆さんも注意して生活されていると思いますが、暑い屋外だけではなく屋内でも熱中症になる場合があります。
また、ご高齢の方は体温の変化に気づきずらく、独居で暮らす方などは地域で見守っていく必要があります。
職員は、熱中症対策グッズをしっかり持ってでかけます。ちょっとご紹介しますと、
◎経口補水液(ご自宅でぐったりしている場合などにすぐ差し上げられるように)
◎血圧計(患者さんの体調を調べます)
◎気温・湿度計(ご自宅にない場合、プレゼント)
◎熱中症計測計
などなど、万全を期して出かけました。
今回は、研修医、看護師、事務2名の4名で外出してきました!
13時頃に出かけましたが、外はすでに灼熱地獄!! 職員自身も熱中症にならないように、水分補給をしっかり心掛けます。
ちなみに、出かける車の中で熱中症計測をしてみたところ……‼‼‼
数字が見えづらいですが、気温36.3度、湿度48%、熱中症の危険度は「危険」レベルでした。
真夏の車内は熱もこもるし、クーラーをかけていても危険がありそうです。
今回は、東葛病院HPH委員が退院直後の患者さんや、生活状況に不安がありそうな患者さんをピックアップして事前にご連絡、職員の訪問を待っていてくださいました。
訪問させていただいた方々のお宅では、どちらもクーラーや扇風機を上手に活用しており、お部屋は快適な温度に保たれていました。これなら、どちらの方も室内で熱中症になる心配もなさそうです。
でも、ちょっとお話を伺うと、「電気代が高くなるからクーラーはあまりつけたくない」といった声も聞かれ、生活背景にも気を付けて患者さんを見守る必要性を感じました。
現在、超高齢化社会とも言われ、独居のご老体も多くいらっしゃるかと思います。また、若い単身者もたくさんいます。地域の中で、どんな人がどこに住んでいて……という事をみんなが知っていた時代は過ぎてしまい、地域の繋がりが薄れてきてしまったように思います。
そういう筆者自身、ご近所の方はあいさつ程度でどんな方なのかは知らない地域で暮らしています。
地域の皆様に支えていただいている東葛病院では、積極的に地域に働きかけ、皆さんの健康を支える牽引車として頑張っていきたいと思います。
今年の夏は特に暑い気がします。これからも、暑さが続く予報も出ています。
学生の皆さんは夏休みも始まることと思いますが、熱中症にはくれぐれもお気を付けください!
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