こんにちは! 看護学生室です。
日差しが和らぎ、朝晩は涼しい風が吹くようになってきました。
秋を感じる季節になってきましたね。
東葛看護専門学校では、3年生の「成人看護学実習」が行なっていました。
8/29から9/13まで、二和病院、代々木病院、東葛病院で実習し、
その報告として、8/25、8/26に発表が行われました。
まず驚くのが、レポートの分厚さ! まるで1冊の本です。しかも簡単には読破できないほどの……これだけでも、学生たちの熱意が伝わってきます。
発表された症例は多岐にわたるものでした。
S状結腸膀胱瘻により結腸切除術を受けた後、4ヶ月も闘病生活を送ったC氏。
3歳から多発性硬化症を発症したA氏。
出血性脳梗塞後、認知症を患ったB氏。
脳梗塞により、右麻痺・失語症を発症したA氏。(以上、8/25発表)
気管支炎を繰り返したため日常生活動作が低下したため自宅退院ができなくなったD氏。
すい臓がんの進行により体力が低下しているA氏。(以上、8/26発表)
熱のこもった発表で、初めて参加した筆者はすっかり圧倒されてしまいました。
学生たちの熱意が伝わってくる発表でした。
普段事務の仕事をしている筆者には、飛び交う専門用語にはついていくのに必死になってしまいましたが、どの発表にも共通点を感じました。
それは、「患者さんに密着し、寄り添う態度」です。
病態を理解し、適切な看護計画を立てるのが看護師の役目といえるでしょう。
しかし、それだけではなく、人が人と接することによって生まれる感情を理解しようとし、患者さんにより良い環境を提供できるにはどのように行動すべきかということに力が入っているように思えました。
看護師という仕事は、とても尊いものです。もしも自分が入院したら、とてもお世話になるだろうし、外来を受診したときにもいつも優しく接してくれる存在です。頼もしく感じる存在ではないでしょうか。
しかしその現場は、とても大変なところです。
患者さんの要求にお応えすることも大切ですが、多数の患者さんを受け持つことも有り得るし、時にはきつい言葉を投げかけられることもあるかもしれません。
自分の思った看護ができなかったり、くじけそうになることも、あるかもしれません。
ですが、大切なのは、「患者さんに寄り添う心を忘れない」ことなのかな、と思いました。
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