大好評の看護講座
勤医会の奨学生活動では年に3回
現場の看護師さんを講師として招き、看護講座開催しています。
今年度初めての看護講座は6月15日に開催されました。
テーマは「血糖値について」
東葛病院6A病棟看護師のYさんが講師を務めてくれました。
看護学校・看護大学の1年生と2年生が計40名程度参加しました。
血糖値ってなに??
この春入学したばかりの1年生にもわかるように
まず、血糖値ってなに?という説明から始めます。
・血糖値とは血液中のブドウ糖濃度のこと。
・血液1㎗中に含まれているブドウ糖の数値を示している。
・血糖値は一日の中でも変動する
(食事・ストレス・運動などが原因)
インスリンの働きを知ろう!
1、食べ物の中の糖分がブドウ糖として取り込まれる。
2、血液中のブドウ糖が増えると膵臓からインスリンが分泌される。
3、分泌されたインスリンは筋肉などへと繋がるドアを開いてブドウ糖を送り込む。
インスリンはドアを開ける鍵の役割をしています。
とY看護師。
血糖値と糖尿病の関係って?
インスリンの作用不足のしくみ。
1、インスリン分泌低下
インスリンの量が減っている
2、インスリン抵抗性の発現
インスリンがあるのに筋肉などへのドアが開きにくくなっている状態
血糖値を測るタイミング
入院中の患者様⇒食前または食後などで測ることが多い。
① 、空腹時血糖
10時間以上絶食で、空腹の状態で測定した血糖値のこと
一日の中で最も低い数値となる。
② 、随時血糖
食事とは関係なく、時間を決めずに測定した血糖値のこと。
食前・夕食後の血糖値
◎入院中は20時にも測定している
⇒食後2時間で血糖値が最も上昇する時間。
ここで問題です!!!
第108回(昨年)の看護師国家試験問題から出題です!
Q低血糖時の症状はどれか
1、発疹
2、徐脈
3、冷汗
4、多幸感
1番だと思う人、手を上げて下さい!
2番だと思う人~?と順番にきいていきます。
3番だと思う人~?
看護学生達が手を上げていきます。
これが一番多いですね!とY看護師。
4番だと思う人~?
正解は・・・
正解は【3】です。
その後は状況設定問題に続きます。
インスリンの自己注射を導入できるかを判断するための情報で
最も重要なのは「細かい文字が読める」
という解答に学生たちはビックリしていました。
その他、インスリンについて、低血糖時の対処法なども学びました。
こからは実際に体験してみましょう!!
デモ機を使って、実際に自己血糖測定を行いました。
針を刺すのが怖かった。
患者さんは一日に何回もこれをやるのかと思ったら辛くなった。
怖くてできなかった。
初めて血糖値を測定した。
学生のうちにできるのは貴重な体験なので、良かった。
などの感想が聞かれました。
インスリンの注射はどんなものがあるの?
インスリン注射器を見てみよう。
自己注射する時に使うのは大きく分けて二種類です。
一つはペン型で、コンパクトな作りになっています。
もう一つは、ペン型よりも握ったときに安定するように大きめに作られている物です。
インスリンの目盛りってこんなに細かいんだ!
拡大鏡を付けると結構大きく見える。
自分で注射するのは怖そう。
という声が聞かれました。
実際に自分で体験してみることで、知識とも結びつき、
得られることがたくさんありますね。
患者さんの気持ちを考える上でも良い体験になったかと思います。
次回の奨学生活動は夏休み中に
フィールドワークを企画しています。
お楽しみに!
「マイナビ」主催の就職説明会
2019年6月30日(日)に開催される「マイナビ」主催の就職説明会に参加します!!
会場名:ベルサール新宿グランド
日時:2019年6月30日(日)
13:00~17:00
是非勤医会のブースにお越しください!
お待ちしています♪