卒1研修をご紹介!
梅雨入り前……?
こんにちは! 看護学生室です。
6月に入り、蒸し暑い日が続いています。
このまま梅雨になるのか、それとも暑さが続くのか??
どちらにせよ、寝苦しい日は辛いです。
新型コロナウイルス流行が一定落ち着いたかと思われましたが、
新たな感染のニュースも飛び込んでくるようになりました。
「新しい日常」というのも難しいですが、日々手洗うがいを
徹底して、感染予防に努めたいものです。
現在、東葛病院では看護師1年目研修が行なわれています!
いわゆる「3密」を避けるために工夫をしながら、
入職1年目の皆さんがいかに学べる場を作るか
模索しながら、頑張っています。
今回は、「褥瘡予防について」ということで、
当院の皮膚・褥瘡認定看護師による講義&実践が行なわれました。
その様子をお届けします!
講義を受けて、いざ実践!
「褥瘡」という言葉はご存知ですか?
日本褥瘡学会では、褥瘡を次のように定義しています。
「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる。」
つまり、外力がかかることで骨によって圧迫された組織が障害された状態が褥瘡です。
さらに、圧迫には垂直方向に圧縮する力だけでなく、「引っ張り応力」「せん断応力」と
いわれる圧力がかかっています。
それらによって組織に「ずれ力」がはたらき、組織障害が助長されるのです。
講義をメモしながら聞く皆さん。真剣ですね!
褥瘡予防には、マットレスの選別が欠かせません。
病院には様々なタイプのマットレスがあり、
患者さんの症状に合わせて使い分けることが
重要です。
それでは、患者さんの気持ちを知るためにも
実践していきましょう!
一人が患者さん役になり、ベッドをギャッチアップさせた後
飲み物を飲んでもらいます。
適切な角度にならないと、患者さんの誤嚥にも繋がるので、
一人ひとりに合った姿勢を整えるのが大切です。
ベッドを起こしたら、患者さんの姿勢が適切になるように
ポジショニングを整えます。
上手く腕が入らなかったり、皆さん色々と
工夫をしながら頑張っています。
今度はベッド上の患者さんに水分を飲んでもらいます。
「ああ、こぼれそう!」
「角度が難しい~」
「あ、OK、OK~」
上手に飲めました♪
次は体位変換です。
病院では様々な種類のクッションがあり、
患者さんの容態に合わせて使い分けることが重要。
講師より「側臥位にしてみて」と言われた二人、
てきぱきと行ないます!
終わった後、患者さん役の方は
「この姿勢で4時間いたら、正直辛いです……。」
講師からクッションの当て方のポイントが
話されました。
患者さんの体位交換はだいたい4時間おきくらい。
その方に合わせたケアの重要性が分かります。
盛りだくさんの内容でしたが、今回はこれで終了!
1年目の皆さん、お疲れ様でした。
「きんいかい」では、実践的な研修を通じて
現場で皆さんが活躍できるようなプログラムを立てています。
ご興味がある方はぜひ、「きんいかい」までお問い合わせください♪
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東京勤労者医療会について
東京勤労者医療会は、東京都・千葉県・埼玉県の3つの病院を中心に、診療所、訪問看護ステーションなどで、急性期から精神・リハビリ・在宅まで、患者さんの療養を支えています。
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