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千葉県流山市の東葛病院で、2013年度中途入職者フォロー研修を行いました!

2014.4.19 2013年度中途入職者のフォローアップ研修を行いました。
今回は4月入職の卒1看護師研修と合同で行いましたので、対象者26名と大勢での研修となりました。
研修は「スキンケア・排泄ケア」について、当院の皮膚・排泄ケア認定看護師の宗川看護師を講師に行われました。
*高齢者の皮膚の特徴を知り、予防的ケアの必要性が分かる
*排泄ケアの一つである「おむつ」を知り、用具として上手く使うコツを習得する
ということを目標とし、研修開始直後まず、各自の両腕に絆創膏や創傷被覆材などを1枚ずつ貼りました。これは研修の中盤で使うため、貼ったまま講義に突入です。


皮膚の解剖生理に始まり、高齢者の皮膚の特色、失禁が皮膚障害をもたらすメカニズム…
宗川ナースのユーモアを交えた講義、研修生からの様々な意見や、「おぉー」といった感嘆の声があがるなど、活発な雰囲気で進んでいきます。
皆さんは皮膚を洗う洗浄剤をどんな風に選んでいますか?
薬用石鹸、ベビー石鹸、弱酸性、弱アルカリ性…何を選んだらお肌にいいの?なんて話もテーマになりました。
洗浄の際は石鹸をしっかりと泡立てて、泡を皮膚とのクッションとして優しく撫で洗いをすることが大切!ということで、泡立てのコツを宗川ナースに教わり、実際にみんなで楽しく泡を作ってみました。洗浄後は皮膚の保湿も実践しました。


そして、研修開始直後腕に貼った絆創膏類についての学習です。
フィルムドレッシングの剥がし方、テープの剥がし方、それぞれに正しい方法があることを学び、自らの腕にはった絆創膏を正しい方法と間違った方法で剥がして違いを体感してみました。毛深い男性看護師は、誤った方法で剥がすとかなり悶絶の表情を浮かべていました(笑)。


後半はおむつを中心とした排泄ケアです。国家試験を終えたばかりのフレッシュナースは泌尿器の解剖の男女差、排尿のメカニズムなどスラスラと答えていたのが印象的でした。排泄障害の正しいアセスメントをすることの大切さ、おむつ着用の8割が病院から始まっていること、また、正しいケアにより4割のおむつは外せることなどを学びました。
中途入職者にとっては当たり前のように行っているおむつ交換、排便がない時の下剤投与、おむつの選び方などについても、新鮮な学びとなりました。
「おむつ外しのある患者さんに抑制着を着せてしまったことがあったけれど、それは大切な排泄サインの見落としだったのだと反省した」
「正しいアセスメントやケアを行うことで、看護側の業務もスムーズになることがわかった」といった感想が挙がりました。

次に実際に病院で採用されているおむつを使い、全員がおむつを装着する側・される側を体験してみました。服の上からなのできっちりフィットというわけにはいきませんでしたが、正しく当たっているときとそうでない時の感覚を身をもって習得しました。
排泄ケアというものは羞恥心を伴うこと、それを最小限にするために看護者ができること、基本に戻って日常ケアを考えなおすことができました。


今回は新人さんとの合同研修という初の試みでしたが、双方にとってよい刺激になったように思います。簡単なようで実はとても奥深いスキンケアと排泄ケア、みなさんも当院で一緒に学んでみませんか?

絆創膏・創傷被覆材を貼った両手

立位でおむつの付け方を指導している宗川看護師

うまくできたでしょう!と得意げな研修生の「東葛オムツレンジャー」

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