もうすぐ100歳を迎えるある日、肺炎を患い入院しなくてはならなくなりました。すぐに入院され、急性期の治療が始まります。その治療中に「桜が咲いたら見たい」と話されていいました。
看護師も是非見させてあげたいと思っていました。急性期治療は終わりましたが、自宅へ帰るまでにはもう少し病院での療養が必要となり、桜を見せてあげられないまま慢性期病棟へ移ることになり、看護師もとても残念に思いました。
慢性期病棟に移ったある日この患者さんが、「桜を見たい」と言っていたので、どうしようかと話題になりました。
この病棟ではこの話をしていなかったのですが、急性期病棟の看護師からきちんと申し送りがされていたのです。
桜が散る前に、雨の降らない日に等話していると、日程を調整している場合ではない!ということになりました。桜の咲いたある晴れた日、100歳までには数日早かったのですが、医師を目指す学生と看護体験中の高校生も誘い決行!!
患者さんはストレッチャーに乗って病院の敷地内の桜の木の下へ到着♪
とても風の強い中ではありましたが、桜を見ると満面の笑顔で「きれい」と眺めていました。
あっという間でしたが、一緒に写真を撮り、そこにいた皆は患者さんの笑顔でとても温かい気持ちになりました。
是非皆さんも、一緒に心温まる体験してみませんか?
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