8月になると、亡くなった祖母を思い出します。
祖母の誕生日や命日よりも祖母の印象が強く残っ
ています。
幼い頃、夏休みになると毎年田舎に遊びに行き
ました。8月の初めからお盆までの時期を過ごし
ており、当時は今よりも広島・長崎の原爆投下の
日や、終戦の日にはテレビ番組もその事一色にな
っていた事を覚えています。従兄弟達と何となく
その番組をみていると、祖母の戦争中の話が始ま
ります。
夫を特攻隊に連れていかれ、戦死後は幼い子供
3人を苦労して育てた、という話です。敵国とさ
れたアメリカよりも、日本に対する恨み、嘆きを
強く孫達に話していました。
毎年夏休みでごろごろする我が子を見ながら祖
母の苦労を想いますが、さらに今年は平和な祭典
を見ながら若くしてなくなった祖父の無念を思う
8月でした。
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