柏豊四季訪問看護ステーション
看護師　水沼幸恵

そよかぜ訪問看護ステーションから柏豊四季訪問看護ステーションに異動になり1年以上経ちました。

私が地域医療に関わりたいと考えたのがいつの頃かと振り返ると、障害をもつ叔父と暮らす高齢の祖父母、また月に何回も他県から通う母の生活を見ながら育ったことにあります。やさしい叔父でしたが、叔父自身の、また祖父母、家族の大変さをどうすれば楽になるだろう、楽しく生活できるだろうとの思い始めた頃かと思います。この思いが看護師への原点となり、利用者様へ関わる時の気持ちのベースにあったと思います。

しかし訪問看護師、ケアマネージャーとして地域ケアにかかわる中で、新たな原動力に気づきます。

その中の1つは、人生の先輩である利用者様の生活の知恵、人生を生きる心構え、障害を持ちながらもがんばって大きく成長するお子さん、また親御さんの深い愛情など、訪問のなかで私自身、人として多くのことを学ばせていただいているところに気づくことです。