病院勤務から訪問看護ステーションに異動になり1年経ちました。
1年前...自分達で訪問前にガラガラと洗濯機をまわして訪問着を洗い...干し、カーナビではなくアナログ式に地図を見て利用者さんのお宅へ。夏は猛暑、冬は寒い...病院とはいろいろ違うことに衝撃を受けながらも、雨の日にはカッパを着てヒラリと自転車にまたがり、颯爽と訪問へ向かう先輩方が素敵に見えたスタートでした。
実際の訪問では...ある程度の看護師経験があるにもかかわらず、今更...自宅で医療や介護を必要としている方が多いこと、自分の住む地域にもそういう方々が多くいることを知り、更に衝撃を受けました。利用者さんは小児から高齢の方、疾患も抱える事情も様々。その方々や周りの家族は自宅での療養生活を送るために、とってもとっても努力されている。
夜間や早朝の緊急連絡での訪問時はその事をより実感しました。
家がいい...と希望される方が、聞きなれたドアのきしみや時計の音の中で、安心して安定して日々の生活を送っていただけるよう、私も努力しなくては、と基本に戻った1年でした。
澤本 直子 看護師
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